Secondary School attached to the Faculty of Education, the University of Tokyo

【行事レポート】宿泊研修・1年生(80回生)

 80回生は、10月22日(水)から24日(金)の3日間で、静岡県に行ってきました。「街道を歩き、日本のルーツをたどる」ことをキーワードに行ってきた1年生宿泊研修では、昨年度までの中山道ウォークに代わり、今年から東海道ウォークになりました。実は最初はこの東海道を歩く行事でしたので、数年ぶりに戻ったことになります。

 1日目は東京駅から新幹線で新富士駅まで行き、最初に訪れたのは「富士山世界遺産センター」。逆さ富士をモチーフにした建物の中には富士山の情報が満載の充実した施設でした。あいにくの雨でしたが、私たちは雨でも歩く準備をして、東海道由比宿から、浮世絵で有名な歌川広重も描いた、駿河湾と富士山の絶景が見られる薩埵峠を歩いて越えました。あいにくの雨で絶景は逃したものの、興津宿までの約10キロの道のりを江戸時代に歩いた人に思いを馳せながら歩きました。

 2日目、この日は雲が切れて太陽が差し込む天気となりました。朝は大井川を渡した世界で最も長い木造の橋、蓬莱橋に赴いた後、川越で有名な島田宿にまつわる大井川川越遺跡と島田市博物館に訪問しました。午後は徳川家康を祭る久能山東照宮の石段を登り、ロープウェイで日本平で集合写真を撮りました。

 3日目は、2泊した宿にほど近い、羽衣伝説で有名な三保の松原で集合写真をとり、午後は西伊豆まで足を延ばして、土肥金山で砂金取り体験をしました。三島駅から新幹線に乗り、東京駅で解散しました。富士山と徳川家康、東海道の今と昔に思いを馳せることのできる充実した研修旅行となりました。