Secondary School attached to the Faculty of Education, the University of Tokyo

学校概要

2-2-2制と本校の特徴

学年別行事

 
入門1(1年生)
 「生きる力」の源である「5つの力」の堅固な基礎を2年間で確立する足掛かりを行います。前期は、宿泊行事と関連したフィールドワークや発表についての入門を学びます。後期は、東京大学と関連させたフィールドワークや国際理解のプログラムなどに取り組みます。
入門2(2年生)
 2年生では、「5つの力」のさらなるレベルアップを図ります。前期は、「半径2km研究」を行い、自らテーマを見つけ、調査・分析の上、論文にまとめ、銀杏祭では発表を行います。後期は、「表現の力」を中心に身体を使った表現を学びます。
課題別3・4(3・4年生)
 充実期である3・4年生の段階に設定されている総合的な学習が、課題別学習である。教師が取り上げたテーマの中から、生徒自身が、自分にとって興味・関心の高いものを選択することができます。従来のテーマ学習をさらに充実させたもので、テーマによって宿泊研修なども含む自主活動期間を設定します。
 課題別学習は「自然・環境」「人間・社会」「科学・産業」「創作・表現」の4領域から成り、それぞれの領域の中に複数講座が設けられています。期間は1年間で、生徒は前年度末に行われるオリエンテーションで開講される講座内容の説明を受け、通年で1つの講座を選択します。特徴は以下の通りです。
 ① 学年の枠を取り払って、3年生と4年生が一緒に学ぶ。
 ② 教科の授業では、集中的・継続的に扱えない内容を取り上げることができる。
 ③ 担当教員は、自分の教科の範囲を超えて、テーマを選ぶことができる。
 ④ 少人数の講座のため、様々な学習方法・形態を、生徒の実態や希望に合わせて実行することができる。
 ⑤ 生徒は、自分の興味・関心に合わせて講座を選択することができ、それに必要な研究方法、調査方法を具体的に学ぶことができる。
 
卒業研究5・6(5・6年生)
目的
 生徒ひとりひとりが、興味・関心を持っているテーマを選定し、これまでに培った自主的学習態度を充分に活用して、担当教員の助言を得ながら、長期間(実質1年半)にわたって考察・調査・研究を行い、結果をまとめ上げて、本校での6カ年の学習活動の総仕上げとします。また、この研究を通して将来の進路選択や、より高度な学習に対する手がかりを得たり、意欲を持つことをめざします。
 
特徴
 ①    テーマは生徒が自由に決め、担当教員は一定の方向付けをする。
 ②    原則として個人研究とするが、担当教員の判断により共同研究も認める。
 ③    全教員を14の指導グループに分け、グループ内で個人担当を決める。
 ④ 担当教員は、研究の指導者というよりは、援助者・助言者の立場をとる。
 ⑤ 後期課程の必修単位数に数え、指導教員グループが5段階の評定を行う。
 
実施の方法
 4年生の1月に卒業研究についてのオリエンテーションを行い、各教員の専門および専門外の対応可能内容を示す資料を配布し、卒業研究実施の流れ配付を説明します。
 4年生の2月に、各人の研究テーマ・教員グループの希望を提出させ、テーマ・グループを決定します。各グループ内で、各生徒の研究テーマと個々の担当教員を確認し、5年生の4月から研究を開始します。原則として、時間割内に月一回の「卒業研究」の時間を設定します。そこで、研究の進行状況を報告し、指示を受けます。
 5年生は、1月下旬に中間報告を提出し、5段階評価を受けます。6年生は、7月中旬に研究レポートと要旨を提出し、5段階評価を受けます。
 
記録・発表
  研究レポートの一部は(本人が返却を希望するときは、そのレポートの複写を)学校に保管し、次年度以降の資料とします。卒業研究要旨集を発行し、該当学年(6年生)に配付し、銀杏祭では研究レポート・製作品を展示します。