皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申しあげます。
さて本校は 2005 年度から「協働学習」を通じての学校づくり、授業づくりに取り組み、探究につながる深い学びについての研究を進めて参りました。昨年度は感染状況を鑑み、オンサイトとオンラインによるハイブリッドでの公開研究会を実施いたしましたが、今年度は全て本校でのオンサイト開催とし、これからの学校教育の在り方についての研究会を開催致します。
つきましては、ご多用のこととは存じますが、多くの皆様にご参加頂き、ご指導・ご助言を賜りたくご案内申しあげます。なお、新型コロナウィルス感染症の動向によっては、皆さまおよび生徒・教職員を守るために直前でも変更のご連絡をすることがあります。予めご了承ください。
8:35〜 | 9:00~9:20 | 9:30~10:20 | 10:35~12:00 | 12:00〜12:50 | 13:00~15:30 | |||
受付 | 開会 全体会Ⅰ | 移動 | 授業 | 休憩 | 協議会 | 昼食 休憩 | 移動 | 全体会Ⅱ 閉会 |
※感染対策のため、指定された席で全員前を向いて食事をとって頂きます。
お食事の用意は各自でお願いいたします。本校周辺でご紹介できる飲食店はほとんどございませんので、あらかじめご用意いただくか、コンビニエンスストア等でご購入ください。
今年度の公開研究会の趣旨説明をいたします。
■報告 「本校における協働と探究」 對比地 覚(本校研究部長)
■パネルディスカッション
小玉 重夫(教育学研究科長・教授)、本田 由紀(教育学研究科比較教育学・教授)
本校教員、本校生徒
コーディネーター:對比地 覚(本校研究部長)
※昨年に引き続き研究授業は教科として設定しておりません。教科にとらわれることなく、各発達段階の生徒の探究する姿を見ていただくことに重点を置いております。今年度、本校で学年を基本とした各「期」ごとのまとまりで検討を重ねてまいりました、「生徒一人ひとりの学びの深まり・広がり」について、発達段階という観点からご覧いただきたく存じます。是非ご自身の担当教科以外の授業への参加もご検討ください。
区分 | 学年 | 内容 | コメンテーター | 授業者 |
基礎期 | 1年 | 『木材の特徴』 概要:各班で、木材の特徴を明らかにするテーマ設定し、実際に実験を行い、その特徴を体験的に明らかにする。新しい知見を探す視点てはなく、知識として学んだ内容を自分たちで考えた方法で、明らかにしていく。 | 藤江 康彦 | 阿部 律彦 (情報 ・技術科) |
2年 | 『人口減少社会を考える』 概要:日本では 2008 年から人口減少が続いている。この現象を悲観的に見ることが、主流であるが、楽観的に見る考え方、その他の見方がある。日本人の人口に関する特色の本質を理解し、対応策を多様に考えたい。 | 小玉 重夫 | 野﨑 雅秀 (社会科) | |
充実期 | 3年 | 『 NEW HORIZON 3 Let’s Read2 Power Your Future 』 概要:エネルギー問題は生徒たちにとっても昨今の電気代値上げ等のニュースで身近な問題である。将来彼らが取り組まなくてはならなくなるだろう課題を探り、協働を通じて解決方法を模索させる。 | 小国 喜弘 | 上田 藍 (英語科) |
4年 | 『図書館に「がん情報」がある意味を考える』 科目:現代の国語 概要:今年度より高等学校でも「がん教育」が始まった。新科目「現代の国語」における情報活用教育の視点から、がん情報の拠点として市民に開かれた図書館の役割と意義とアクセシビリティに注目し、考えを深めていく。 | 浅井 幸子 | 勝亦 あき子 (国語科) | |
発展期 | 5年 | 『ELEMENT Lesson 10 Euglena 』 概要:ユーグレナ(ミドリムシ)の培養実験を、英語を用いながら行い感想や考察を英語で伝える。本文で学んだ内容が実際にどう行われているのかを体験をし、実社会とのつながりを通して一人ひとりの探究を促す。 | 齋藤 兆史 本田 由紀 | 菅原 麻衣 (英語科) 三堀 春香 (理科) |
今年度の協議会では、協働学習によって生徒一人ひとりが探究的な学びに拓かれたか、もしくは探究的な学びが協働学習にどう拓かれたかを協議いたします。公開授業をもとに、参加者と東京大学教育学研究科・教育学部よりコメンテーターの先生、そして本校教員を含んでの協議を行います。
※協議会は、それぞれの授業ごとに実施致します。
2023年1月10日(火)~1月27日(金)の期間内に、フォームよりお申し込みください。なお、参加費は無料です。
[申し込みに関する注意事項]
本公開研究会は教育関係者に限らせて頂きます。
・各地域での感染症拡大防止の観点より今回は参加地域を以下に限定させて頂きます。
【茨城県、神奈川県、群馬県、埼玉県、静岡県、東京都、栃木県、千葉県、長野県、新潟県、山梨県】
・各授業の参加人数は定員を20名程度とさせていただきます。定員に達し次第締め切り前でも受付は停止させて頂きます。
・参加される場合一つの授業に同じ所属校等から参加者が集中する事がないように調整をよろしくお願いいたします。
同じ所属からは1つの授業に2名となるようにご協力ください。
・公開授業につきましては、新型コロナウィルス感染症の動向によっては中止となる場合がございますのでご了承ください。
東京大学教育学部附属中等教育学校 研究部
〒164-8654 東京都中野区南台一丁目15番1号
kenkyu@ss.p.u-tokyo.ac.jp (全角@を半角@に変換してください。)