Secondary School attached to the Faculty of Education, the University of Tokyo

カリキュラム

 「総合的な学習」と教科学習を、「市民性」「探究」「協働」の視点で見直し結びつけ、そこでの「ディープ・アクティブ・ラーニング」を可能にするカリキュラムの開発と、その指導・評価方法の研究』という研究開発課題で、平成28年度から4年間の期間での文部科学省の教育研究開発事業を委託されました。本校が長年に渡って取り組んできた、総合学習と教科における探究的で協働的な学びをより深化、発展させる研究に取り組みます。これに伴い、新たに「探究的市民科」「情報・技術科」「生活デザイン科」の新教科を設定し、これらと従来からの教科との連携を深めながら実践、研究を進めていきます。

 またその中で、全教科で 6 年間の系統的な「市民性」「探究」志向性の育成の指導を行う際に、前期課程と後期課程の連続性を保つとともに、各教科と「探究的市民科」を実践的な学習を通じて繋ぐ役割も果たすため、前期課程「技術・家庭」の技術分野と後期課程「情報」を一体化した新教科「情報・技術科」と、前期課程「技術・家庭」の家庭分野と後期課程「家庭」を一体化した新教科「生活デザイン科」を設けることとしました。

A.「情報・技術科」の目標は、前期課程においては「各教科で学んだ事柄を、技術の窓を通して社会とつなぐ」そして「後期課程の情報につなぐ」の 2 点であり、後期課程においては「様々な(情報)技術の原理は基礎的・基本的事項の組み合わせであること」そして「(情報)技術の活用は市民的対話で形成される合意事項、社会常識による評価を前提とすること」を実践の中で習得、体得させることとする。

B.「生活デザイン科」の目標は、同じく各教科で学んだ事柄を日常生活に結びつけながら、前期課程の「家族を支える一員」としての立場から、後期課程の「家庭や社会の担い手」としての立場の変化を理解し、その実践の過程で「様々な要素を総合的に認識し、適切に判断する意思決定能力や課題解決能力」を養うこととする。

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