Secondary School attached to the Faculty of Education, the University of Tokyo

【行事レポート】宿泊研修・1年生

私たち一年生は、宿泊研修で長野県の岡谷や諏訪に行ってきました。仲間と協力する姿勢や長野の様子を学ぶことができて、充実した宿泊研修になったと思います。

一日目には、中山道の妻籠宿から馬籠宿まで歩きました。普段は歩かないとても長い距離を歩き、「大変だった」という声も多くあがっています。少し雨が降っていて滑って転びそうになったり、水たまりを踏んでしまいそうになったりするといったハプニングが起きました。また、歩くことだけではなく班行動も大変だったと感じました。実際に休憩したい人と早く歩きたいという人がもめて、他の班員がなだめるというような光景を目にしました。限界の状態で他者と分かり合うというのは難しかったです。しかし、最後のほうは疲れてきても支え合えるようになり、協力する姿勢を学ぶことができました。

 二日目には、諏訪大社やセイコーエプソンミュージアム、諏訪ガラスの里に行ってきました。諏訪大社では、「御柱」という大木や宝殿を見学しました。そして、ガイドの方から諏訪大社の歴史や建物の意味を詳しく説明していただきました。タケミナカタという古事記に伝わる神様が国譲りの戦いで負けて信濃に来たというお話がとても印象に残っています。施設の方のお話を聞いたり、体験したりすることで現地でしか感じられない「本物」を学ぶことができました。

 三日目には、トレッキングや御泉水自然園、岡谷蚕博物館に行きました。トレッキングは「峠越えをしたから楽だ」と思っていました。しかし、冬はスキー場になるほどの急斜面だったためクタクタになってしまいました。筋肉痛などがあって歩けない人を押したり、荷物を持ってあげたりと峠越えよりも協力し合えました。そして、登り切った後の自然園の景色は格別で自然を思い切り楽しむことができました。

 このように、たくさんの活動を通して現地でしか学べないことを感じられた宿泊研修となりました。今回関わって下さった方々、本当にありがとうございました。

文・宿泊研修実行委員長 写真・B組生徒