Secondary School attached to the Faculty of Education, the University of Tokyo

【お知らせ】令和6年度(2024年度)始業式

4月9日に6学年揃って令和6年度の始業式及び対面式が行われました。その後の生徒集会では、生徒会役員が年度初めの挨拶を行いました。いよいよスタートです。

歓迎の言葉
体育館前の桜も咲き誇り、暖かな春の日差しが心地よい季節となりました。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。在校生を代表し心よりお祝い申し上げます。さて、みなさんは今どのような気持ちでここに立っていますか。きっとこれから始まる新生活への期待や緊張が入り混じっているのではないでしょうか。
これから始まる新しいステージに向けて79回生のみなさんに私から一つアドバイスがあります。それは日々のチャンスを逃さないということです。私はまだ東大附属で2年間しか過ごしていませんが、ここにはたくさんのチャンスがあると思います。委員会や総合学習だけでなく日々の学習までたくさんのチャンスが待っています。その一つ一つのチャンスを大切にしていくといつか大きな結果が出るのではないでしょうか。
チャンスつながりでみなさんはヨーロッパに伝わる「チャンスの神様には前髪しかない」という言葉を知っていますか。この言葉はギリシャ神話の「カイロス」という後ろ髪がなく前髪しかない神様からきています。この神様の後ろ髪を掴もうとしても掴めないことから好機はすぐに捉えなければ後ろから捉えることはできないという意味を持っています。
私はこの言葉の意味をとても実感したことがあります。それは1年生の時先生に提案していただいた文化祭ワークショップに立候補した時のことです。提案していただいた時は少し大変そうなので今回は様子を見ようかな、とも思いましたが、もしかしたらこれで終わりかもしれないと思い立候補し、実際にリーダーを務めさせていただきました。リーダーをする上で大変なことも多かったのですが、企画書を書くことから人の動かし方までたくさんの経験を積むことが出来たと感じています。その経験を元に、前期評議委員会の幹部団選挙に立候補したり、次の都市もワークショップの運営をしたりと一回の判断によってたくさんの経験を得ることができました。
このような経験から、みなさんには失敗を恐れずにいろいろなチャンスを掴みに行って欲しいと思います。これから始まる学校生活、大変なことや不安なことがあったらぜひ身近な人に相談してみてください。きっとみなさんの力になってくれます。今日ここから始まる新しいステージでの挑戦を精一杯楽しみましょう。最後になりましたが、全校生徒にとってこの一年が素晴らしい学校生活になることを心からお祈り申し上げ、歓迎の言葉とさせていただきます。
令和6年4月9日
前期課程評議委員会委員長 3年 室伏宥
 
新入生の言葉
新入生代表 坪山ひらり
新入生を代表して、御挨拶申し上げます。本日は、私たち新入生のために対面式を開いていただき、誠に有難うございます。私達120名は、昨日の入学式をもって、79回生として皆様の仲間入りをすることが出来ました。私はこれからの学校生活を充実したものにするために、勉強や部活など何に対しても全力で取り組む姿勢を大切にしたいと思います。
特に、私は2年生で行われる身体表現の学習に興味を持っています。ダンスや演劇などを通して自分を表現することで仲間との理解を深めていくというのはとても大事なことだし、私自身楽器を演奏することが好きで、「表現」について学ぶことができるのはとても良い機会だと思ったからです。また、東大附属ではグループでの学習が取り入れられているそうなので、他の人の意見を聞いて自分の意見をさらに良いものにするということに慣れ、コミュニケーション能力を高めていきたいです。
私達は、今までとは全く違う新しい環境での生活が始まることに、喜びや期待はもちろん、不安な気持ちも抱えています。それでも、まずはクラスメイトに対して積極的に話しかけてみることを大切にして過ごしていきたいと思います。それと共に先生方や先輩にもたくさんのことを教わり、学校生活の中で‘たくさんの経験を積んで社会に貢献できるような立派な人間に成長していきたいです。どうか御指導の程宜しくお願いします。
以上をもちまして、79回生対面式での新入生代表の言葉とさせていただきます。
令和6年4月9日
新入生代表 坪山ひらり