2026年3月25日
2026年4月8日(水)に、令和8年度の入学式を挙行しました。管弦楽部による学生歌の演奏の後、学校長、東京大学副学長、東京大学教育学研究科長、PTA会長よりご挨拶をいただきました。
新入生は緊張の面持ちでしたが、暖かな陽光と葉桜のもと、爽やかな門出となりました。
翌4月9日(木)は始業式が行われ、東大附属の新年度がはじまりました。81回生の皆さん、ご入学おめでとうございます。





| 学校長 入学式 祝辞 新入生の皆さん、東京大学教育学部附属中等教育学校へのご入学おめでとうございます。そして保護者・ご家族の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。 皆さんはこれまで6年間、小学校という場で成長してこられましたが、これからはここで次の6年間を過ごすことになります。人間の成長段階で言えば、「思春期」や「青年期」というふうに呼ばれます。 この「思春期」や「青年期」という時期は、家族の中の「子ども」という役割から一歩踏み出し、社会における自分に適した役割や場所を探していく大切な基礎固めの段階です。そのためには、ご自分についてよく知るということが非常に大切になります。 でもここで覚えておいていただきたいことが2つあります。1つは、「自分らしさ」は自分だけを見つめているだけではわからないということです。それは、周囲の物事や周りの人と関わり、そこで自分の心がどう動くかを通じてはじめて気づくことができるものだからです。何か好きな物、興味あることが出て来たときこそ、自分というものを知るための大きなきっかけになるでしょう。 もう1つは、自分を知ることは、すでに出来上がった自分を発見するということではないということです。「自分らしさ」は、土の中に埋まっている宝物のようなものではありません。皆さんの「自分らしさ」はこの6年間でもまだまだ変わっていきます。自分を知るというのは、自分を変えていく、自分を作るということと重なっています。 ですから私からみなさんにお願いしたいのは、この学校生活のなかで、できるだけたくさん、好きなもの、興味あるもの、楽しいものを増やしてほしいということです。増やしていくことで「自分らしさ」が豊かに育っていくからです。本校の環境とそこでの生活は、その過程を後押しするためにあると言っても言い過ぎではありません。 ご存じのように、本校の特徴は、仲間と共に問いを立てる「探究」と、対話を通じて理解を深める「協働的な学び」にあります。みなさん自身の「好き」や「面白い」や「楽しい」を発見し広げていくためには、そうした学びの形がきっと助けになると思います。 とは言え、「自分らしさ」を探し、まわりの声を聞いていると、時に自分の至らないところや嫌なところに目がいって、落ち込んでしまうこともあるかもしれません。誰にでもそういう時はあります。でもそれもまたご自身が育っていくための大きなチャンスです。 私の好きな言葉にこんなのがあります。「欠点というのは、まだ使い道が見つかっていない才能である」。欠点に見えるものも、本校での多様な学びと出会いを通じて、いつか誰かを助け、社会を支える才能の種へと変わるでしょう。 それでは、みなさんのこれからの6年間が、豊かで実りあるものであることをお祈りして、私の祝辞といたします 。 |
| 在校生代表 歓迎のことば 厳しい寒さが去り、桜吹雪の舞う春の訪れを感じるこの暖かい日に入学式を開くことができ、とても嬉しいです。 81回生の皆さん、ご入学おめでとうございます。また、ご家族の皆様、本日はお子様のご入学誠におめでとうございます。在校生一同、心より歓迎申し上げます。 今皆さんは初めての場所で、初めて出会った人たちに囲まれ、緊張しているのではないでしょうか。「初めて」との出会いは東大附属では毎日といっていいほど訪れます。仲の良い友達が話し合いの中で見せる意外な一面や、授業の中で触れる未知の知識など、私はこれまでたくさんの「初めて」を経験しました。入学した時には思ってもいなかったような価値観や感じ方を知り、世界がとても広がりました。と、同時に自分という存在についても理解が深まったと感じています。たくさんの他者、つまり自分とは違う存在に出会うことで、かえって自分らしさや自分について考えるようになりました。東大附属では、この「自分」を主語にすることがとても大切になると思います。生徒自治として学校の行事に関わる時はもちろんですが授業でも「自分」として捉えることが重要となります。それは時に大変で慣れるまで時間がかかると思います。ただ、自分らしさを認めてくれるこの学校では、のびのびと自分を主張して良いのです。その自分らしさは必ずしもすぐ見つけられるわけではありません、自分のペースでゆっくりと見つけることが大事です。 皆さんがここの入学式に来るまで、どのような人と出会いどのような場所でどのような経験をしたのか、一つ一つ噛み締めてみなさんだけの自分らしさを手に入れることができたらそれはとても素敵なことだと思います。ただ、一つ心に留めておいて欲しいのは自分という存在は決して一人では成り立たないということです。皆さんの周りにはこれまでずっと支えてくれたご家族の皆さんがいて、先生、仲間がいます。そしてこれからもたくさんの支えてくれる人に出会うと思います。ぜひそんな人たちをたくさん見つけ、たくさん頼ってみてください。もちろん、感謝の気持ちも忘れずに、多様な人と交流してどんどん世界を広げてみてください。私たち在校生も皆さんから頼られることを心待ちにしているので、ぜひたくさん話しかけてみてほしいです。先輩という存在にちょっとドキドキするかもしれませんが、みんな優しくて面白くて、そして皆さんのことが大好きなので、安心して声をかけてくださいね。 皆さんが心から安心して、「自分」を大切にどんな時も心躍る方へチャレンジできるような環境を作れるよう私たちは精一杯頑張ります。 ここから始まる学校生活は楽しいことだけでなく、大変なこともあるでしょう。しかし、そのすべてをひっくるめて、これから六年間をこの東大附属で過ごすことができる皆さんが、正直に言って、本当にとても羨ましいです。 ここから始まる一瞬一瞬が皆さんにとって最高に楽しい学校生活となるよう心より願っております。改めて、本日はご入学誠におめでとうございます。 |
| 入学式 新入生のことば 新入生を代表して御挨拶申し上げます。本日は、僕たち新入生のために立派な入学式を開いていただき、誠に有難うございます。僕たち120名は本日の入学式をもって、81回生として皆様の仲間入りをすることができました。僕は、これからの学校生活を小学校以上に楽しくするために、友達をたくさん作りたいです。また、部活動は、兼部できるそうなので、運動部と文化部のどちらにも入って、全力で部活を楽しみたいです。 僕が東大附属の学校生活で特に楽しみにしていることは2つあります。1つ目は発展期に2年かけて行う卒業研究です。僕は卒業研究として農産物の収穫量を増やす方法について調べてみたいと思っています。2つ目は先ほど言った部活です。なぜなら東大附属は兼部することができるそうなので、1つの部活に入っているだけではできない事もできるようになる思ったからです。例えば、今入りたいと思っている計算機科学部と生物部に入部すれば、コンピューターを使って、生物の動きを解析できるかもしれません。 僕たちは今までと違う環境で生活していくことに不安を感じています。しかし、それと同時に新しい仲間との出会いなどにこれまで以上の期待を感じています。そして、これからは、自分の目標に向かって一生懸命に歩んで行きたいです。また自分の興味のあることを探究し、社会に貢献できる大人に成長していきたいと思っています。どうか御指導の程、宜しくお願いします。 以上をもちまして81回生入学式での新入生代表の言葉とさせていただきます。 |
| 始業式(対面式)入学生のことば 新入生を代表して、ご挨拶申し上げます。本日は私たち新入生のために対面式を行っていただき、誠にありがとうございます。新入生120名は、昨日の入学式をもって、81回生として在校生の仲間入りをすることができました。私はこれからの学校生活を、楽しく、充実したものにするために、授業や学校行事などいろいろなことに全力で取り組んでいきたいです。 東大附属では学校生活の中で様々な学校行事があります。私は、学校行事の一つ「銀杏祭」が特に楽しみです。なぜなら、生徒たちが中心となって、それぞれが積極的に意見や案を出し合い、出し物を考えていく中で、1人1人が主体的に考え、行動していく力を身につけることができる良い機会になると思ったからです。また、「銀杏祭」以外の学校行事でもこの力をさらにのばしていけるように努力していきたいです。 私たちが過ごした小学校の6年間とは全く違った、6年間を東大附属で過ごしていくと思います。6年間があっという間に過ぎたと感じられる位、充実した学校生活となる様に様々な事を共に学び、チャレンジしたいと思います。この初めの一歩として、クラスメート、上級生、先生達と積極的にコミュニケーションをとり、沢山の事を学んでいきたいと思います。皆さん、どうぞ宜しくお願いいたします。 以上を持ちまして、81回生対面式での新入生の言葉とさせていただきます。 |