Secondary School attached to the Faculty of Education, the University of Tokyo
東京大学教育学部附属中等教育学校

進路指導と卒業生の進路

将来の夢の実現に向けて、自己を磨く6年間にするための進路指導

 本校では、9割以上の生徒が大学進学を希望しています。しかし、大学合格までを目標として学校生活を送っていては、社会に貢献できる人間になることはできません。健全な社会意識と、本校での6年間の生活も、上級学校進学も、社会に出てからの進路、10年後、20年後の将来の夢の実現に向けてのステップであり、校内外の活動を通して、常に自己を高めていこうという認識を持ってもらうための進路指導を実施しています。


進路指導目標

基礎期(1・2年生) 「6年間の学校生活を送る上での姿勢作り」
自分の将来とのかかわりを考えながら、あらゆる活動に取り組み、その活動を通して自己を磨こうとする姿勢を身につけます。

充実期(3・4年生) 「調査と活動による、自己の充実」
将来の夢の実現に向けて、情報を集めたり、様々な活動に参加して自己を磨き、自己の可能性を広げます。

発展期(5・6年生) 「進路の確定と、進路目標の達成」
自己の経験・性格・実績を見つめ直し、最も適した進路を確定します。6年間の活動を通して得た力を自信に換えて、より高い理想の実現を目指します。



主な進路指導行事

基礎期(1・2年生)
1年生
進路講話 「常に自己の将来を考え、将来の夢に合わせて自分を磨いていこうとする態度の育成」
 6年後ではなく、もっと先の将来を考えなくては、正しい進路選択はできません。また、目標の実現及び自己の可能性を広げることを意識しながら、あらゆる活動に取り組むことで、6年間の学校生活をより充実したものにすることができるでしょう。
 そのため、本校では、1年生が学校生活に慣れてくる時期に、外部講師による進路講話を実施し、健全な職業意識と、自己の適性に合った進路を探ろうとする姿勢を身につけ、学校生活を通して自己を磨くということについて考えるきっかけとしています。

職業適性検査 「自己の将来を考える上で参考になる、客観的なヒント」
 1年生の時点での職業に対する興味関心と、実際の生活、行動の志向とを客観的に理解する材料として実施し、興味関心がある分野に進むために、どのように自分を改善していけばよいのかを考えてもらいます。


2年生
職業インタビュー 「自己の将来を、具体的に考え、調査する態度とスキルの習得」
 適性検査の結果を受け、自分の興味関心・適性に合った分野の職業について、身近な人にインタビューをするものです。働くとはどのようなことか、社会に出るまでに、どのようなことを身につけておかなくてはならないのかを知ると同時に、自分の将来を切りひらくために、積極的に調査し、情報を集めようとする態度を養います。

進路講話 「学習する意義の再認識と健全な社会意識の育成」
 社会では何が求められるのか、上級学校で学ぶためには、どのような力が必要なのかを知るための、外部指導者による講話です。



充実期(3・4年生)
3年生
進路講話 「進路選択の在り方を学ぶ」
 基礎期に引き続き、健全な職業意識と、自己の適性に合った進路を探ろうとする姿勢を身につけるとともに、社会はどのような人間を求めているのか、自分はどのような形で社会に貢献できるのかを探ろうとする意欲を持ってもらうための、外部指導者による講話です。

職業ガイダンス 「職業についての知識を広げる」
 4年生と合同で実施します。外部から講師を招き、業種別ブースを設け、各自、興味関心がある、又は適性に合うと考える進路について、業務内容・必要な資格、進学についての話を聞きます。
 特定の職種について詳しく知るだけではなく、1つの分野には、いくつもの職業があることを知り、視野を広げてもらいます。

進学説明会 「進路選択に必要な知識を持つ」
 本校進路指導部による説明会です。大学・短大・専門学校等の入試種別や、推薦入試についての説明を受けます。職業ガイダンスと併せて、進路について具体的に考える始めるきっかけとしています。


4年生
職業ガイダンス 「進路目標達成までの道筋について知る」
3年生と合同で実施します。2回目の参加であるため、各自の意識が明確になっており、特定の職種について、詳細かつ具体的な知識を得ます。

上級学校オープンキャンパスへの参加 「上級学校について知る」
 夏休み等を利用して、大学のオープンキャンパスに参加し、レポートを提出してもらいます。まだ、志望校を決める前の段階ですから、学部について学んでもらいます。「その学部は、どのような人物を育てる学部なのか、何を学べる場であるのか」や、「同じ学部でも、大学ごとに差があること」等を知ることで、正しい進路選択をするための知識を得ます。また、早い時期から「その学部は、どのような人物を求めているのか」を知り、意識することで、校内外での活動に取り組み方も変わってくるはずです。

校外活動への参加・課外活動の充実 「進路目標の実現に必要な活動への積極的参加」
 職業ガイダンスやオープンキャンパスによって得た知識をもとに、進路目標の実現において求められる能力、人間性について考え、それを意識しながら、体験授業やボランティア等の校外活動に参加したり、校内の課外活動を充実させることで、自己を磨き、可能性を広げてもらいます。

進路選択の話 「進路の方向性を決定するためのヒント①」
 学部別に、どのような教科・科目の学力充実が必要であるかを学びます。5年生になってから履修する選択科目を決定する前に、具体的に進路について考える機会とします。

職業適性検査 「進路の方向性を決定するためのヒント②」
 自己の適性・これまでの活動と、進路目標とが、どのように結びついているか、どのように可能性が広がっているかを見なおし、具体的な進路目標と実現方法とを検討します。



発展期(5・6年生)
5年生
進路講話 「職業と上級学校との関係の再認識」
 職業選択と結びつけて進学先を考える必要性を再度確認し、その方法を知るための、学部講師を招いての講話です。

進学説明会 「大学選択に必要な知識を得る」
 本校進路指導部による説明会です。具体的な進路目標を絞り込み、その達成に向けて積極的に活動するための動機付けとしてもらうことをねらいとしています。具体的な内容は、大学・短大・専門学校等の入試種別とその違い、大学入試の動向、推薦を受けるための条件についての説明です。

実習生の話を聞く会 「学問とは何かを知る」  近い世代である教育実習生の体験談を聞いて、自らのあり方を考えたり、大学での研究や講義について聞くことで、学問とは何か、学問に必要な能力とは何かを知り、学習への取組を見なおす機会とします。

上級学校オープンキャンパスへの参加 「上級学校について知る」  夏休み等を利用して、大学のオープンキャンパスに参加し、レポートを提出してもらいます。具体的な進路目標をある程度絞り込んでいる時期ですので、その実現に向けて必要な情報を得ることが目的です。

進路選択の話 「進路と選択科目とを結びつける」
 6年生になってから履修する選択科目を、大学の入試科目と結びつけて決定するために必要な情報を得るための、受験科目ガイダンスです。外部講師を招き、センター入試・私立大学センター利用入試についての解説や、文系・理系・総合系に分けて受験科目の選択について説明してもらいます。


6年生
進路講話 「進学方法を決定するためのヒント」
外部から講師を招き、入試種別と適性、入試動向等、進学方法を検討するためのヒントを与えます。

進学・就職指導 「自己の適性を自覚し、自信を持つ」
 自己の経験・性格・実績を見つめ直し、最も適した進路を選択するために、担任が中心となって実施する個別指導です。自分がその進路にふさわしい人物であるということを具体的な事例を挙げながら表現するトレーニングを、自己の資質、能力に対する自信につなげます。


過去3か年の主な大学の進学者数一覧

2017年度~2019年度(2019年3月の卒業生まで)の2017-2019進学先一覧はこちら(pdfファイル・365KB)です。既卒者を含んでいます。合格者総数ではなく、進学者の実数です。