Secondary School attached to the Faculty of Education, the University of Tokyo

【行事報告】卒業式

 3月15日(金)に、令和5年度卒業式が盛大かつ厳かに挙行されました。昨年度は卒業生保護者に加え、在校生(5年生)の参加と管弦楽部の演奏でしたが、今年度はさらに4年生も加わり、賑やかな雰囲気が学校を包みました。天気にも恵まれ、晴れやかに73回生を送り出すことができました。

学校長のことば

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。保護者の皆様には、心からのお慶びを申し上げます。また、ご来賓の皆さま方には、ご多忙中にもかかわらず、本校の卒業証書授与式にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。厚く御礼申し上げます。

本日ご卒業の73回生の皆さんは、コロナ前、コロナ禍、コロナ後を本校在学中に体験されました。ジェットコースターに乗ったような学生生活で、この間、皆さんが直面した困難や不安は計り知れないものがあったことでしょう。そして、努力と勇気でそれらを乗り越え、本日ここに無事卒業という節目を迎えることができました。まずはそのことに心から敬意を表します。昨年の12月に、教育学研究科の学校教育高度化・効果検証センターが主催し本校も共催をした「コロナ禍を通した主体的・探究的な学びの変化と今」というシンポジウムが開催されました。その中で、皆さんのうちのお一人の登壇者の方が、コロナ禍を振り返ってのポジティブな側面として「学校に行きたい」と思うようになったと言っていたのがとても印象的でした。もしかすると73回生は、これまでで最も学校や仲間の大切さを実感した卒業生かも知れません。これからも是非仲間を大切にし続けてください。

私が2年前に校長に就任する直前に始まったウクライナ戦争は、2年以上経った今でも続いています。このように現代は、社会を揺るがす出来事が日々新たに発生し、人々を取り巻く環境は混迷を極めています。そのような時代に成人となって社会に出て行こうとする皆さんは、比較的無風な時代(1970年代)に中等教育を終えた私などからすると、随分と大変そうに見えます。ただ、皆さんが先生方とともに本校で培ってきた主体的・探究的で協働的な学びは、まさにこのような困難に対峙するために準備され実践されてきたものです。本質を問い続ける力、未来への行動力、そして多様性を尊重し共に働く姿勢などが、未知の問題に直面したときの解決の鍵となると思います。この鍵を若い時に上手く身につけることができなかった私としては、人類の未来の様々な課題をどんどんと解決していってくれるかも知れない、頼もしい皆さんに多いに期待したいと思います。自信を持って頑張ってください。

以上、仲間・探究・協働が、皆さんが在校中に育んだものだとすれば、一方でこの4年間、皆さんが十分に身につけてこなかったかも知れないものに、心とからだの健康があります。コロナ禍では、例えば活動制限の影響で体力が低下したり、座っている時間や画面を見ている時間が増えたこともあって、夜遅くまで寝ることができず生活のリズムが崩れ、そのことによって心とからだの調子がすぐれなかったり、ステイホームで家族も含めて他者との関係が悪化したりと、様々な変化が成長期の皆さんに影響を与えた可能性が指摘されています。私の校長任期2年間の経験でもそのような印象があります。何よりそういったことがありますと、得意な「探究」に不可欠な「粘り強く考える」ということが出来ないのではないかと危惧され、それはそれで随分と勿体ないことだと思います。そこで皆さんにご提案したいのですが、ご卒業後もしばらくは、心とからだの健康回復・維持(リハビリですね)を心がけていただければと思います。どうすれば良いか、それは人それぞれですので、「探究」してください。

まとめます。皆さんへのお願いです。これからも一緒に卒業する仲間を大切にし、自信を持って探究を実践し、そして心とからだの健康を維持してください。その上で、皆さんの今後のますますのご活躍を心より祈念して、餞の言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。

総長からの祝辞

 東京大学総長の藤井輝夫です。教育学部附属中等教育学校の卒業生並びに保護者・ご家族のみなさま、ご卒業まことにおめでとうございます。
 これから新たな一歩を踏み出される皆さんに心からお祝いを申し上げるとともに、これまでの学生生活の中で、思いがけず遭遇したコロナ禍という厳しい状況を乗り越えてきたことも称えたいと思います。
 そして、今日までお子さんの成長を見守られてきた保護者・ご家族の皆様に敬意を表するとともに、お慶び申し上げます。
 本日、皆さんは卒業式という節目を迎えました。次のステージに進まれる皆さんには、新たな人や環境との出会いが待っている一方、悪質な勧誘や違法な儲け話の誘惑などのトラブルといった難しい問題に直面することもあるでしょう。皆さんには、成人としての責任を自覚し、よく考え、よく調べ、信頼できる人に相談するなど、適切な行動を心がけることが求められます。
東京大学の基本方針を示す「UTokyo Compass」の中では、困難な状況にあって「問い」を共有し、ともに考える「対話」を重視しています。対話とは、たんなる話し合いや情報の交換ではなく、未知なるものを知ろうとする実践です。知るためには、問う必要があります。対話の始まりには「問いを立てる力」が不可欠です。
新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中の政治、経済、教育などあらゆる分野に影響がありました。また、気候変動や国際紛争など、さまざまな地球規模課題が私たちを取り巻いています。特にウクライナやガザ地区におけるいまだ止むことのない武力による侵攻には、皆さんも心を痛めているのではないかと思います。こうした課題に取り組むためには、視野を広く持ち「問いを立てる」こと、多様な背景を持つ人々と「問い」を共有し、ともに考えることを通して、解決への道を探り続けることが必要です。
簡単なことではないかもしれませんが、この校舎で学んでこられた皆さんであれば、さまざまな困難を乗り越えて、自立した成人としてよりよい未来をひらいていけるものと信じます。これから皆さん一人ひとりのwell-beingを実現させていく中では、学生生活を通じて得た友達や先生との縁をぜひ大切にしていただきたいと思います。
 最後になりますが、卒業生の皆さんへ、改めて心からの祝福とエールを贈り、お祝いの言葉といたします。
本日はご卒業、誠におめでとうございます。

研究科長祝辞

 73回生の皆さん、保護者の皆さま、本日はご卒業誠におめでとうございます。
卒業生の皆さんは、東附からより広い社会に向けて旅立ってゆくときを迎えました。いま、この学校で過ごした時間をどのように振り返っておられるでしょうか。東附は他の学校とは違うところの多い学校です。先生が一方的に教えるスタイルの授業はほとんどなく、代わりに仲間と意見を交わし、自分なりのやり方で考えを深めていくことを求められることが多かったことでしょう。1年近くかけて取り組んだ卒業研究は満足いくように仕上がったでしょうか。体育祭、銀杏祭、音楽祭、芸術祭などの学校行事も教師主導ではなく、生徒が中心となって作り上げてきたと思います。東附の教職員は、皆さん一人ひとりが信頼できる仲間と出会い、仲間と協力しながら自分自身の未来を切り開いていけるよう心がけてきました。もしかすると、この学校の少し変わった学びや生活のスタイルが自分に合っているという人ばかりではなかったかもしれません。しかし、たとえそうであったとしても、東附で過ごした時間が無駄だったと思っている人はいないはずと私は信じています。 
皆さんは、この学校に入学した時よりはるかに賢くなりました。入学の時にはわからなかったことで今はわかるようになったこと、できなかったことで今ではできることが数えきれない程あるはずです。ヒトは学ぶことで賢くなる。これはほんとうにすばらしいことです。しかし、その賢さは、自分とは異なるヒト、あらゆる生命を尊重し、ともに成長する、生きることにつながるものでなくてはなりません。学んで賢くなるということは、差別や支配とはほんらい反対のことのはずです。人が人を傷つけたり、支配することは許されません。同様に人が他の生き物や自然、地球環境を支配するのではなく、共に生きること、そうした理想の実現に向けて、小さいことでも、日常的なことでも、何かしらの行動ができる、そういう賢さを、皆さんはこの東附で身に着けてくれたものと思います。
東附での生活と学びを通して皆さんが学んだ最も大切なことは、互いに異なる個性を認めあい、敬意を払うこと、そして他者を尊重することは自分を尊重することでもあるということではないでしょうか。他者とはヒトだけでなく、生きるもの、文化や自然を含みます。残念ながら、現代社会は寛容や平和という言葉よりも、争いや分断という言葉で語られることの多い社会です。いまも世界各地で紛争が絶えず、少子高齢社会化に伴う諸問題、ICT、AIをはじめとする技術の進歩の傍らで流動化する雇用・労働市場、格差拡大などの社会課題が顕在化しています。また、豪雨や台風や地震などによる自然災害が世界中で発生し、地球温暖化による自然生態系への深刻な影響も指摘されています。
マイケル・ジャクソンのHeal the World にIf you care enough for the living/Make a little space/Make a better placeという一節があります。残念ながら、いまの世界、地球は癒しを求めています。Living, 生きることはそれ自体意味あることであり、無条件に尊重されなくてはならないものです。そのことをみんなが忘れなければ、社会をよりよいものにしていくことは難しくないはずです。皆さん、東附という小さな空間は安心できる場所だったでしょうか。楽しい場所だったでしょうか。そうであったことを切に願います。そして、その小さな空間で得た賢さを活かして、それぞれのやり方で、皆さんの場所をより良い場所にしていってください。
こうして73回生の卒業をお祝いすることができて、私は感無量です。皆さんは、2018年4月に私が校長を務めて初めて迎えた新入生でした。しかも、2020年3月に始まった全国一斉休校のため、皆さんにきちんとご挨拶する機会がないまま任期を終えました。皆さんの卒業とともに、ようやく私の校長としての心の区切りをつけることができます。皆さんにとっては最初の2年間、その短い時間にも関わらず、私は皆さんから数々の思い出をもらいました。心からの感謝の気持ちとともに、皆さんの未来に幸多からんことを祈念して、簡単ではありますが、私からのお祝いの言葉といたします。
ありがとう。ご卒業、おめでとう。
勝野正章

PTA会長祝辞

2024年 祝辞
 
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
保護者の皆さまにおかれましても今日のこの日を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。
6年間の永きに渡りPTAの活動に対し、ご理解とご協力を頂きありがとうございました。
生徒たちを想い、一緒に悩み、喜びあった親同士だからこそ感じ得る心の温かみ、感動はこれからもずっと大切に残っていくことと思います。
 
卒業生の皆さんは、コロナ禍で制約が多く、今まで体験したことのない様々な苦労や悔しさ、また難しさも感じた学校生活の中、時に仲間を鼓舞し、自分と向き合い、少なくなった学校行事でもリーダーシップを発揮して、東大附属のパワーを見せて盛り上げてくださいましたこと、深く感謝いたします。
授業で学んだこと、部活動や体育祭、銀杏祭で頑張ったこと、合宿での楽しかった思い出は、今後の人生、社会生活への大きな糧となることでしょう。
 
18歳で成人となった皆様は、これからは自分の意思が尊重され選択できる幅が広がる反面、責任も大きくなる生活へと変わります。
時には壁にぶつかることもあるでしょう。
人が一人でやれることには限界があります。周囲の人に協力を求めることもまた選択肢の一つです。
健全な姿勢で頼ることも、大人として求められてくるスキルです。
もちろん、周りの方が困っていたら、自分の能力を最大限生かして、手をさしのべてください。人は一人では生きていけません。
今後の人生の中で経験を大切にし、感謝の気持ちと勇気を持ち、自分を信じて変化を恐れず、多様な価値観に触れ自分自身を磨き続けてほしい、そう願っています。
東大附属の生徒の皆さんには既にその力が備わっているはずです。
 
そして先生のみなさま方も、今日まで生徒たちを全力でご指導、支えていただき心から感謝申し上げます。卒業後も引き続き人生の先輩として知恵や勇気を授けていただけますよう、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
最後になりますが、卒業される皆さんの輝かしい未来と東京大学教育学部附属中等教育学校の発展を祈念し、お祝いの言葉とさせて頂きます。
 
 
2024年3月15日
東京大学教育学部附属中等教育学校PTA
会長    田口 紀子

送辞

 暖かく降り注ぐ日差しと緑に茂る若葉の木々に希望あふれる春の陽気を感じます。73回生の先輩方、ご卒業おめでとうございます。私たち在校生より心からお祝い申し上げます。
 73回生の先輩のことを考えたときに、一番に思い浮かぶのは先輩方のその優しさです。昨年の生徒会長選挙では、何もわからない2つも下の私を一人の候補者として扱ってくださり、丁寧に一から質問に答えてくださいました。選挙後も沢山の先輩に応援の言葉を頂き、アドバイスしてくださいました。今年の銀杏祭の生徒会ブースで手伝ってくれる人が少なく困っていた時に、自身も忙しいのに快く手伝ってくれた先輩の存在に救われました。そんな先輩方の優しさに私は感謝しています。
 さらに、思い返せば4年前、私が東大附属に入学した2020年度は73回生の先輩方は3年生でした。そのころは、新型コロナウイルスが猛威を奮っていて思うような学校生活が送れませんでした。銀杏祭、体育祭は規模の縮小、音楽祭は中止。そんな中でも前評行事などのできる学校行事を盛り上げていこうとする先輩方の姿が今でも強く印象に残っています。
 昨年度は、コロナの制限が残る中でも工夫して体育祭、銀杏祭を行い全校生徒を盛り上げてくれていました。また、コロナ禍以前を知る世代として、以前に近い形での生徒総会などの行事を私たちに伝えてくださいました。芸術祭や新しい生徒会会則への対応などでも73回生の先輩方が中心となって土台を作り上げてくださいました。現状維持のマインドになりがちなところで、先輩方はどうしたいか考えて、常に何か新しいことに挑戦して学校を盛り上げようとする姿は私たちの憧れでした。73回生の先輩方からはいつも、「自分たちがアフターコロナの東大附属の伝統を作り上げる」という強い信念と活気が感じられました。
 先輩方が盛り上げ、作り上げてきてくれた、この東大附属を私たち在校生が引き継いで、より進歩した姿を次年度以降お見せできるように一生懸命頑張ります。東大附属を盛り上げてくれた73回生の先輩方には心から感謝しています。本当にありがとうございました。
 先輩方が今日、東大附属から旅立たれることは寂しくもありますが、先輩方が新しい世界で輝かれることを応援しています。どうか健康には気を付けてお過ごしください。またいつでも東大附属に遊びにきてくださいね。73回生の先輩方が作り上げてきた東大附属は永久不滅です。以上をもちまして送辞の言葉とさせていただきます。
令和6年3月15日 在校生代表
上野友誠

答辞

答辞 先生、お父さん、お母さん、そして、73回生のみんなへ。
 本日は、私たちのために卒業式を開催してくださり、誠にありがとうございます。皆様からの温かいお祝いや激励の言葉をいただけたこと、大変うれしく思います。卒業生を代表して心より感謝申し上げます。天も私たちの卒業を祝ってくれているかのように晴れ晴れとした本日。皆様からのお言葉を胸に、私たち73回生は卒業いたします。
 東大附属の6年間は早いものでした。6年前、当時5年生だった先輩に「6年なんてあっという間だよ。」と言われ、「まさか。」なんて思っていたのに、気づいたらもう、この壇上に立っていました。東大附属の6年間は、決していい思い出ばかりではなかったかもしれません。新型コロナウイルスによって制限されたことで、真っ黒なzoomの画面で授業を受ける日々を送りました。行事も縮小されました。しかし、たくさんの先生方が指導してくださったおかげで、今日まで多くの学びを得、卒業を迎えることができました。東大附属に通い続けたことは、机上の勉強以上の、何物にも代え難い経験でした。73のみんな・先輩・後輩・先生方に出会い、学んだことは一生ものです。
 6年前、前期制服に身を包み、初々しかった私たちは隣の人が誰だかも知らない中で入学しました。けれど、今周りを見渡せば、苦楽を共にした友がいて、卒業を迎えようとています。73のみんなと出会えたこの奇跡にとても感謝しています。73であったことが幸せでした。私たちはまとまりのあった学年では決してなかったかもしれません。だけれど、それぞれの力を発揮し、時には喧嘩もし、腹を割って話し合い、そしていつまでも無邪気な学年でした。6年の最後の体育の授業では、「最後まで全力で体育を楽しむ学年は73くらいだよ。」と先生に言われるほど、楽しむ心を忘れない学年でした。
 そんな私たちと一緒に活動してくれた74回生、75回生の皆さん。部活や生徒会活動で共に過ごし、時に73回生のわがままも聞いてくれて、本当にありがとう。いつでも話しかけてくれる、かわいい後輩たちに恵まれて幸せでした。
そして、先生方。今日まで本当に、本当にお世話になりました。入学早々に呼び出されたことから始まり、授業中に騒いで起こられた回数などは数知れず、スマホを使用したり、1年の宿泊でプールが使用禁止になったり、学校の物を壊してしまったり。行事など度に学年集会が開かれ、1,2年次の担任団である先生方から大変お叱りを受けました。後期生になっても授業や宿泊行事などの場面でご迷惑をおかけしました。私たちが1年生の時から知るある先生には、最後の授業で「73が卒業したら、ようやく落ち着くよ。」と、笑いながら言われた程です。けれど、そんな私たちをいつもそばで気にかけてくださいました。進路が決まらず、不安になる私に真摯に向き合ってくださいました。行事の企画にも生徒同様に全力で企画してくださいました。今日この日をもって、お世話になったすべての先生方一人一人に感謝の言葉を伝えます。6年間本当にありがとうございました。
 最後に、お父さん、お母さん。反抗期で挨拶や返事をせず、素直に言うことを聞かなかった私のためにお弁当を作ってくれ、一番近くで応援してくれていました。私を生んでくれて、18年間厳しく、優しく育ててくれて本当にありがとう。保護者の皆さん、成人した私たちは東大附属を卒業します。今まで本当にありがとうございました。
 今、6年前の幼い私に、成人した今の私はこう語りかけます。「東大附属は、卒業したくないくらい大好きになります。」と。
 もう高校生でなくなること、4月からあの門をくぐって登校しなくなることが不思議でなりません。後期生になると月日の流れは光の如く進み、卒業までのカウントダウンが始まりました。6年の体育祭が終われば、「もうあと銀杏祭だけだね。」と言い、銀杏祭が終われば、「もう卒業か。」と言い感傷に浸っていました。多くの73が苦しんだ卒研も、いつしか終わっていました。もうこの校舎で授業を受けたり、お弁当を食べたり、騒いだりすることは永遠にないのです。けれど、青春は永遠に私たちの中に生き続けます。たとえ、明日からの人生で固く大きな壁にぶつかったとしても、私たちなら壁を破る勢いで生きていきます。そして一歩一歩前進していきましょう。
 友達、先生、家族、後輩の皆さん、今まで本当にありがとうございました。東大附属への心からの感謝をここに捧げるとともに、学校のさらなる発展をお祈りし、答辞といたします。
 
2024年3月15日
卒業生代表 片桐夏菜