Secondary School attached to the Faculty of Education, the University of Tokyo

【行事報告】課題別学習-宿泊研修-

【課題別学習宿泊研修】
 東大附属では、3,4年生で「課題別学習」を学びます。生徒は教科の枠をこえた多彩な講座の中から自分の興味関心のある分野を受講します。
 今年度は、4講座が宿泊研修を行いました。
 
7月26日~7月28日 @京都府
「茶の湯の道・学・実」
  茶の湯(茶道)の「道(精神)」「学(学問)」「実(所作)」を通して、文化や伝統といったものについてのとらえ直しを考えることによって、その中にいる自分や社会についての再認識、相対化または新たな価値観を見いだすことを目標とする。
 茶の湯を通して試行する一助として、茶の湯の中心地である京都近郊に赴き、文化的学習を行う。
 
9月26日~27日 @高知県
「日本を読み解く(経済編)」
  日本経済の動向を把握しつつ、これからの日本の経済について考えるきっかけとする。また、地方経済を学び、地方から日本経済の活性化を考える。特に高知県では、以下のことを実施する。 
 (1)地域創生に取り組んでいる地方自治体を訪問
 (2)地域から世界展開している会社訪問  
 
9月30日~10月2日 @北海道
「日本の少数民族と文化Ⅱ」
 アイヌ文化に対して自分たちとの生活や考え方における共通点、相違点考えてきた。この研修では、アイヌ文化から多様性を現地で学習し、歴史や現代的課題など、広く民族的マイノ リティの問題にアプローチしていくための一助とする。
  
12月25日~27日 @宮城県気仙沼市
「気仙沼学」
  11 年余を経て、あの東日本大震災は現在の中高生にとって、すでに伝聞でしか知りえな い時代となった。この講座では被災地のひとつ、気仙沼に視点をおき、宿泊研修では4月から学んできた「気仙沼」を訪れ、現地視察によってさまざまなことを体感する。
 
 
 普段の教室では学べない体験、施設見学、講義を聞き、貴重な経験を通じて学びを深めました。
 課題別学習では、銀杏祭開会式での発表や、年度末に1年間の学びを報告する場が設けられています。