Secondary School attached to the Faculty of Education, the University of Tokyo
東京大学教育学部附属中等教育学校

【行事報告】平成31年度 入学式

去る4月8日(月)に、平成31年度入学式を挙行しました。 前夜からの雨にも負けず、構内の桜も優しく新入生(74回生120名)を迎えてくれました。教育学研究科長・教育学部長の秋田喜代美先生をはじめ、多くのご来賓の列席を賜り、暖かい雰囲気の中、入学式が行われました。

入学式 学校長の言葉

 新入生のみなさん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。また、ご多用中のところ、ご臨席賜りましたご来賓の皆様には厚くお礼申し上げます。
 新入生の皆さん、今日から始まる東大附属の授業や生活は、他の学校とは少し違っているかもしれません。先生が一方的に教える授業はほとんどありません。その代わり、友達同士で疑問に感じたことや問題の解き方、考え方を話し合ったり、自分たちで調べて発表する授業がたくさんあります。学校の外に出かけて生活や文化や自然について調べることも少なくありません。また、体育祭や銀杏祭と呼ばれる文化祭などの行事も生徒が中心になって行います。教職員はサポート役です。こうした本校の特徴は70年という歴史のなかで、皆さんの先輩と教職員がともに作り上げてきました。私たちは、そうした伝統ある東大附属の教育をとても誇りに思っています。
 しかし、私たちにとって一番大切なのは、いまこうして入学された皆さんであり、東大附属の約720名の生徒一人ひとりです。東大附属の生徒全員が安心して学校生活を送れるように、そして多くの信頼できる仲間と出会い、仲間と協力しながら自分自身の未来を切り開いていけるよう、私たち教職員は全力で皆さんの手助けをします。そして、6年後に卒業を迎える時には、いろいろな違いがあっても互いを尊重しあえる、寛容な社会や平和な世界を築いていく力を身につけてほしいと思います。東大附属を訪れた方たちからしばしば伺うのは、本校では女の子も男の子もとても仲がよく、みんな優しい表情をしているということです。今日は入学式できっと緊張しているのではないかと思いますが、新入生の皆さんも、明日から東大附属での生活と学習を楽しんでください。何か困ったことなどがあったら、遠慮せず、いつでも教職員に相談してください。
 さて、保護者の皆様、大切なお子様を本校の74回生としてお預かりすることになり、教職員一同、身の引き締まる思いでおります。東大附属での6年間でお子様の心と体は大きく成長します。本校の教育目標である「未来にひらく自己の確立」を実現すべく、ひとりひとりを大切に、よりよい教育の実現に努めてまいります。本校では、PTAの活動や三者協議会などを通じて、保護者の皆様にも、よりよい学校づくりに積極的にご参加いただいております。子どもたちを真ん中にして、東大附属をよりよい学校にするために、この場をお借りして、ご協力をお願い申し上げます。
2019年4月8日 東京大学教育学部附属中等教育学校長 勝野 正章